ホリプロが新たに海外進出を目指す新会社(事務所)を設立した。それがホリプロインターナショナルである。
「ホリプロインターナショナルは、「世界に通用するスペシャリストの創出」という企業理念のもと、世界規格で展開する、タレント、アーティストの発掘・育成や、コンテンツを創出します。」という理念が公式ホームページに記載されている。
所属アーティストは現在のところ、大木貢祐、大橋彩香、OOPARTZ、木戸衣吹、京香、JUVENILE、田所あずさ、特蕾沙、DJ YURiA、巴奎依(A応Pメンバー)、中村瞳子、二ノ宮ゆい、畠山航輔、Machico、松永あかね、May‘n、Liyuu、和島あみとなっている。
中国市場への狙い
海外進出を、と書いているが狙っているのはアジア市場で、その中でもとりわけ中国市場だろうと考えられる。
中国は人口が14億人ほどと日本の10倍で経済成長も著しく、日本のアニメ人気も高い。これから少子高齢化によって衰退していくのが半分確定しているような日本と異なり、現在においても、そして将来的にも最重要な市場となることは間違いない。
例えばアニソン歌手のLiSAは中国や台湾での人気も高く、アジアツアーなどで上海や香港、台北を回っている。また彼女は中国版Twitterの微博にもアカウントを持っており中国語で呟いていて、中国での人気が彼女の人気を下支えしていると言っても過言ではないだろう。
ホリプロインターナショナルの顔ぶれにもMay’nが入っている。日本での人気は(申し訳ないが)かなり下火となっているが、海外では再びブレイクする可能性もないわけではない。
また最近のアニメは中国産のものが数多く存在して日本でも放送されている。というか殆どのアニメはもう既に中国資本である。さらに日本のアニメーターを中国が引き抜いているという話もある。そういう状況で、先細りしかねない日本のアニメに対して声優事務所が危機感を覚えるのは当然であり、日本では資金力のあるホリプロが中国に進出することになったのだろう。
山崎エリイはどうなるのか?
ここで顔ぶれを見ていて気になることがある。山崎エリイの名前がないのだ。大橋彩香の名前が、ホリプロインターナショナルの方にあることから考えると、こちらの方がメインの声優事務所になるだろうと推測できるにもかかわらずメンバーに入っていないとなるとどうするのだろうか。
ホリプロに残る
一つはホリプロに残るという道だが、ホリプロに残るのであればホリプロインターナショナルの方に所属していたのではないか?と思う。二ノ宮ゆいや松永あかねのような新人声優でも移籍しているのに残す意図があまり考えられない。ただし学業に専念するという意味で現在のところはホリプロ所属のままで、ということも考えられる。
他事務所に移る
他事務所に移ることがもう決定しているという可能性もある。ただし、8月22日に2ndシングル「Starlight」の発売が決定しているので、今日明日というものではないと思うが。
近いうちに何かしらのアナウンスがあるかもしれない。