石原夏織さんは人気声優の一人で、元StylipSのメンバーであり、小倉唯さんとゆいかおりを結成していた（現在は活動休止）ことでも有名だ。2018秋アニメでは『色づく世界の明日から』で主演の月白瞳美という60年前の過去にタイムスリップした少女という難しい役を、戸惑いながらも周りの人と接するにつれて成長していく様子を巧く表現して演じている。
石原夏織さんと言えば、私はもう一つ思い浮かぶ。それは韓国が大好きだということだ。例えば石原夏織さんのブログ「Mahalo.」で韓国と検索してみると
お昼のお弁当がなんとタッカルビ！
初めて撮影現場に韓国料理のケータリングが出たので感動しました～！
辛いものが大好きな私にとっては最高にテンションが上がりました
ー 2015年09月22日
先日幼馴染たちと少し早い卒業旅行へ行ってきました
行き先は、ソウル！！
大好きな韓国料理もたくさん食べれたし、大好きな洋服とアクセサリーを買いました～
ー 2016年01月25日
ちなみに最近気になってるのは、MONO EYESっていうアイシャドウとDr.pharmのBBクリーム(パール入り)です
すごくナチュナルで可愛かったよ
どちらも韓国コスメなんですけど、この間の旅行の時に思い切って買えばよかった～ってなった２つです
ー 2016年03月08日
写真が無かったので、前に行った韓国旅行にて
ー 2016年04月03日
あ～よく食べてるけど、韓国料理とタイ料理が食べたい
ー 2016年04月10日
この間、2日間のお休みをいただいたので幼馴染と1月ぶりに韓国行きましたよ～
ー 2016年07月05日
海外のスタバでしか売っていなかったのがついに日本でも登場しました〜！
韓国でお友達が買っていたけど、私はお腹いっぱいで買わなくて後悔してたの
ー 2016年12月15日
台湾のコンビニは台湾商品はもちろん日本の商品、韓国の商品がたくさん売っていて面白いし、便利でした
ー 2016年12月23日
私日本で初めて食べたタピオカは私には合わず
苦手だったんだけど
韓国で、台湾で有名なゴンチャのタピオカを飲んで以来大好きになりました
ー 2016年12月29日
という感じで、韓国に頻繁に旅行に行っていて、コスメやグルメも韓国のものが好きだとアピールしている。
しかしながら2017年以降は、韓国という文字がブログには一切現れない。あんなに好きだったのに一体なぜだろうか。2017年に石原夏織さんに起こった大きなことと言えば、真っ先に思い浮かぶのは事務所の移籍だろう。2017年3月31日に石原夏織さんはシグマセブンを退所し、翌日よりスタイルキューブの所属となった。
また韓国の文字がブログに出現するのは、2015年9月が初めてだが、シグマセブンに移籍したのは2015年4月のことである*1。よってこう考えられるだろう。韓国好きをアピールしなくなったのは事務所の方針ではないか。
石原夏織さんが韓国好きではなくなったのか？というとそれは違うと思う。例えばこれもブログを例に出すが、2017年7月23日にはBLACKPINK*2のショーケースを見に行き、感動したと書いている。またラジオでも、韓国には自信があると語っている（石原夏織のCarry up！？2018年2月19日）。そして石原夏織さんのミュージックビデオでもリップの色は比較的抑えめに見えるが、太めの平行眉、タレ目のアイシャドウなど韓国風メイク（オルチャンメイク）をしていた。
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- アーティスト: 石原夏織
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ただ最近のアルバム『Sunny Spot』の「Singularity Point」のミュージックビデオではそのようなメイクもかなり控えめになっている。
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なぜ韓国好きアピールをやめてしまったのか？
ではなぜ韓国好きアピールをやめてしまったのか。そもそもTWICEやBTSが流行っているし、チーズタッカルビもブームになったし、韓国コスメは人気だし、若い女性は韓国好きが普通にたくさんいる。石原夏織さんが韓国が好きなのもおかしいことではない。
私はアニメオタク（声優オタク）の多くが持つ反韓感情にあると思う。韓国好きというとネットでは在日認定をされて叩かれる。実際にアニメアイコンと嫌韓の相関は強いというのは色々なサイトで指摘されている。『二度目の人生を異世界で』がヘイトスピーチにより出版停止になったり、『本日私は炎上しました』がヘイトスピーチで連載終了したりというのも、そのようなツイートがファンに受けるからわざわざ世界に向けて発信していたのだろう。
参考：『二度目の人生を異世界で』で声優降板、アニメ中止、出版停止になった理由を考える – こえのおと
メイクに関してもけばけばしい化粧よりも清楚なナチュラルメイクを好む。ナチュラルメイクは厚化粧なんだよと何回諭されたか分からないが、本質がどうとかでなくて印象が大事なのだと思う。現実的には人気商売だから仕方がない面もある。ただ好きなものや思ったことを公序良俗に反しない限りで臆せず主張できるような世の中になればいいなとも思う。