南早紀さんが下野紘さんのファンらしき人にイベントの様子を批判されてTwitterのアカウントを急に削除した。このことについてお問い合わせから記事の依頼を受けた。
そこでふと思ったのですが声優に対する批判は直接言ってはダメなのでしょうか?
イベントに行って常に100点満点だったと思った人間も少ないと僕は思っています。その際抱いた負の感情について運営サイドに直接伝えることは果たしてダメなのでしょうか。
勿論死ねだの声優やめろだのの完全な悪口はダメだと思います。となると今度は境界線がどこになるのかという話になってくるかもしれませんが。
(中略)
少なくとも今回のまとめブログなどで槍玉に上がってる下野紘さんのファン側の意見にも客席の方を見ないといった具体的な意見が書かれていることからただのクソリプと断罪してしまう程ではないと少なくとも僕は思いました。
依頼を下さった方は、声優に対する批判は直接言ってはいけないのか?と疑問に思ったこと、そして今回の場合、クソリプ扱いされているのはおかしいのではないか?と考えているようだ。南早紀さんの件は書こうかと思っていたが躊躇していた。だけどお問い合わせに勇気付けられたので、私の意見を書きたいと思う。タイトルは敬称略です。すみません。
南早紀さんのTwitter削除までの経緯
南早紀さんは『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』の白石紬役などを演じている。唐揚げが大好きでTwitterでも本日の唐揚げというハッシュタグをつけて唐揚げ好きをアピールしていた。
一方、下野紘さんは日本唐揚協会主催の「からあげグランプリ」にて6年連続でベストカラアゲニスト受賞を受賞する自他共に認める唐揚げオタクである。もちろん声優としての実績も素晴らしく、様々なアニメで主演を演じている。
1月11日の深夜1:30に南早紀さんがいきなりアカウントを削除した。その原因が下野紘さんのファンらしき人に批判されたからだという。しかし、まとめサイトなどで原因とされているツイートは2017年12月3日*1にイベントでの様子を批判したものだとされている。ここにタイムラグがあって、本当にアカウント削除は、このツイートが原因なのかどうか私には分からない。しかし話が進まないので、とりあえずこれを原因だったと仮定する。
問題となっている批判のツイートを以下に示す。加工は当ブログでおこなったもの。
下野紘さんのファンが南早紀さんに嫉妬して突撃したと叩かれている。
批判ツイートはクソリプか?
そもそも私はTwitterのクソリプというワードがよく分からない。ただの反対意見にもクソリプだなんだの言ってる人もいて、ただ自分の気に入らない意見をクソリプ扱いしているとしか思えない。なので私の基準でクソリプかどうかを考えたい。
批判ツイートを見てみると「客席の方を全然向かない」「進行もおんぶにだっこ」から下野紘と仲良くなるために唐揚げ好きアピールをしているのではないかと勘繰ったと言っている。鉤括弧で囲った部分は正当な批判だろう。ただ下野紘さんと仲良くなるために〜の部分は、クソリプと言われても仕方ない。
言い方が厭味を感じるし、下野紘とお近づきになりたいから唐揚げ好きアピールは流石に難癖ではないか。イベントの南さんの態度に不満があったのなら「客席の方を全然向かず、良い気持ちはしなかったので、今度から顔を向けて喋って欲しいです。」とか「南早紀さんも進行に参加して欲しかったです。」くらいなら真っ当な批判だと思う。
別アカウントの同一人物でなければ、同じことを思っている人が他にも存在するので、ある程度はそう思わせる何かが南早紀さんの態度にはあったのだろう。でも自分が嫌な思いをしたなら、逆にそいつも嫌な気持ちにさせてやろうと思えるような言い方の報復リプライを飛ばすのは許されないと思う。
声優への直接の批判はダメか?
結論から言えば、真っ当な批判であれば声優へのリプライで直接批判はダメではないと思う。肯定的な意見しかないのも気持ち悪い。だけど直接リプライをするのは、間違いを正したり、見解の相違を議論するなど生産的な内容に限るのが良いと思う。個人的な不満は、わざわざ直接リプライを飛ばすのではなくSNSやブログなどで綴るべきではないか。そこでつぶやく分には自分の感想を書いているだけなので自由に批判していいと思うし、本当に声優側に非があれば拡散されて声優の耳にも入る。当然それでもただの悪口はいけないが。
私もブログをやっていて批判や、よくこんなこと書けるなと思うような悪口は山ほどくる。ちゃんとした意見には、できるだけ真摯に対応したいと思ってはいるが、どんな内容でも、自分に非があっても直接批判は精神的にくるのは事実である。気になって仕事が手につかないこともある。しょぼいブログでさえそうなんだから声優や芸能人のストレスは大変なものだろう。
*1:12月2日に開催した『伊福部崇のラジオのラジオのイベントVol.12』の翌日