2022年(第16回)の声優アワードを予想する

今年も声優アワードの季節がやってきた。毎年毎年大外ししているので、恥をかくだけのような気がするが、今年も一応予想しておきたい。最近は声優アワードのこれまでの法則を逸脱するような顔ぶれになっていて、とても予想がしにくい。なので、あまり法則にとらわれずに予想をすすめたい。

選考期間は明示されてないが、例年に従うのならば2020年10月から2021年10月までに放映されたアニメに出演した声優だと思われる。

結果が発表されました(追記3/5)

2022年の声優アワードの結果に対する感想と答え合わせ
2022年の声優アワード受賞者が発表された。予想の結果と感想を残しておく。予想はこちらから。 主演男優賞・主演女優賞 主演男優賞は榎木淳弥ではなく、小野賢章(アニモプロデュース)。正直全く納得していない。小野賢章が悪いという...
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主演男優賞・主演女優賞

該当期間内に最もブレイクしたアニメおよびアニメ映画の主演に送られる。

主演男優賞

主演男優賞の最有力候補は『呪術廻戦』の虎杖悠仁役の榎木淳弥だろう。ほぼ確定ではないかと思う。一応該当期間内に最大ヒットしたアニメ作品は『鬼滅の刃 無限列車編』なのだが、鬼滅で声優アワードを独占されないために、前回の声優アワードで『鬼滅の刃』に特別栄誉賞を与えている。これは、もう鬼滅関連では主要な賞はあげません!宣言だと思うので、『呪術廻戦』が最大のヒット作だろう。

もうひとつ『東京リベンジャーズ』の花垣武道役の新祐樹もないわけではないと思うが、新自身のキャリアが浅いことや、アニメと言うよりも漫画がヒットしたということもあって、主演男優賞はないのではないかと予想している。ただ、デビュー5年以内という制限を少し超えるものの、新人男優賞はあり得るのではと思っている。

主演女優賞

2021年に大ブレイクしたコンテンツと言えば『ウマ娘プリティーダービー』が挙げられる。アニメ2期も大きなブームとなり、女神像やら星3選択チケがついているというドーピングはあるものの、円盤売上の最高記録も達成している。『ウマ娘』2期の主演はトウカイテイオー役のMachicoであるから、彼女は有力候補に挙げられる。しかし、個人的にMachicoが主演女優賞を受賞しているイメージがあまりわかない…なんか失礼なことを言っているような気もするが、なんとなく分かってくれる人はいるはず。

もうひとり有力な候補がいる。緒方恵美だ。『シン・エヴァンゲリオン』はロボットアニメで初めて興行収入100億円を突破しており、空前絶後の大ヒットと言っていい。緒方恵美なら、キャリアや恰幅ともに貫禄があるし、主演女優賞にふさわしいと私が勝手に思っている。なので、緒方恵美の方が可能性が高いかなという気がする。

助演男優賞・助演女優賞

人気作の2番手、3番手ポジションの役に与えられる。声優としての評価が高い中堅からベテラン声優が受賞することが多い。

助演男優賞

助演は対象が幅広いので極めて予想が難しい。鬼滅には賞は与えないのではと言ったばかりだが、鬼滅以外にも出演作が多いので日野聡は最有力候補でないかと思う。あとは『呪術廻戦』から五条悟役の中村悠一や、伏黒恵役の内田雄馬も候補になるだろうか。『東京リベンジャーズ』からはマイキー役の林勇もありえそう。あと同じく東リベから木村昴も考えられる。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも出演していて、こういうマルチな活動をしている声優が意外に選ばれやすい傾向もある。

毎年選ばれるのは1人から2人なので、今までの声優業界への貢献度も合わせて考えると、日野聡と中村悠一が本命なのかなという気はする。3人なら木村昴かな。

助演女優賞

とりあえず、人気作の助演から考えると『呪術廻戦』の釘崎野薔薇役の瀬戸麻沙美。これまではシグマ・セブンだったが、シグマ・セブンは昨年受賞したし、今年StarCrewに移籍しているので、受賞の障壁はなにもない。『東京リベンジャーズ』には和氣あず未が出ているが、昨年新人女優賞を受賞して今年助演女優賞ということは、まずないはず。『ウマ娘』のスペシャルウィーク役もあって、存在感はかなりでかいのだが。

あとは『かげきしょうじょ!』奈良田愛役や『トロピカル〜ジュ!プリキュア』キュアコーラル役の花守ゆみりや『安達としまむら』のしまむら役や『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω』ルマキーナ役の伊藤美来が挙げられるだろうか。個人的には『オッドタクシー』の飯田里穂が良いと思っているのだが、声優キャリア的に難しいかもしれない。2人選ぶなら、瀬戸麻沙美と花守ゆみりだろうか。

新人男優賞・新人女優賞

新人賞は「原則として声優としてデビュー5年以内」「対象期間内に特に目立った活躍をされた声優」の条件を満たすものが対象である。ただし、期間をオーバーして取る声優も多く、あまり当てにならないのが実際のところではある。

新人男優賞

昨年は予想しなかったが、今年はちゃんとチェックしていたので予想する。まずほぼ確定じゃないかと思うのは、佐藤元。アニメ出演作自体がめちゃくちゃ多いし、アイムエンタープライズ所属なので、取れない理由が見つからない。次に主演男優賞のところで述べた新祐樹。デビューは2014年なのだが、本格的なデビューは2016年4月なので、2021年4月がリミットなので、まあ許容範囲だと思う。

あとプロ・フィット系列が結構強いので坂泰斗。『美少年探偵団』咲口長広役など出演作が多い。今年から大沢事務所に移籍している。大沢事務所では市川蒼もありえそうだけど、昨年受賞していないので難しいか。あとは『不滅のあなたへ』の主演・フシ役、『シャドーハウス』リッキー役の川島零士。出演作は多くないが、役どころが良い。同じ青二プロダクションでは、坂田将吾がめちゃくちゃ出演作が多くてこれも有力だけど、個人的に前者を推す。

あとは『セスタス』主演の峯田大夢(スターダストプロモーション所属)。『ゴジラSP』の有川ユン役の石毛翔弥(インテンション所属)も可能性はありそう。特に『ゴジラSP』はアニメとしての評価が高くて、受賞してもおかしくない。保住有哉も考えていたけど、悔しいから挙げない。

新人女優賞

いつもアイムエンタープライズと81プロデュースから適当に選んでいれば半分以上は当たったのだが、昨年はその法則を破壊してきたので、また1から予想し直しになる。とはいえ、81プロデュースの稗田寧々は普通に受賞候補ではないだろうか。『戦翼のシグルドリーヴァ』と『弱キャラ友崎くん』があるので、文句も出るまい。アイムエンタープライズの嶺内ともみも普通に有力候補だと思う。『小林さんちのメイドラゴンS』『SCARLET NEXUS』がある。

外せないのは若山詩音(劇団ひまわり所属)。ただ、子役時代に声優経験があるのが不安要素なのと、今年度よりも来年度のほうが凄まじい活躍をすると思われるので、来年に回しても問題ないのでは、という気もする。あとはプロ・フィット所属の長谷川育美。『弱キャラ友崎くん』『86-エイティシックス-』など出演多数。

『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』と『ワンダーエッグ・プライオリティ』『ウマ娘プリティーダービー』の矢野妃菜喜も有力。アイドル系コンテンツにはだいたい彼女がいる。ただ、声優アワードはアイドルアニメの評価が低いので厳しいか。『ワンエグ』と言えば主演の相川奏多も考えられるが、デビュー初年度かつ出演作2本で取れるかと言われると難しい。ミューレファンなので取ってほしい気持ちはあるが。

ほかには『探偵はもう、死んでいる。』シエスタ役の宮下早紀。シグマ・セブンe所属だが、問題なくなった。友人は、伊達さゆりが取ると言って聞かないのだが、ラブライブ単独で受賞したことは過去にないので多分ない。

小坂井祐莉絵を忘れていた。『ホリミヤ』吉川由紀役や『恋と呼ぶには気持ち悪い』有馬一花役がある。(1/21追記)

歌唱賞

歌唱賞はまず「ウマ娘プリティーダービー」だろう。ただ、どの声優までが受賞範囲なのか全くわからないのが不安要素。ここにウマ娘が入ると、Machicoの主演の可能性はさらに低くなると思われる。もうひとつの候補は「Liella!」。これは全然ありえる。ただ音楽番組などの露出も含めて「ウマ娘」に軍配が上がるだろう。

Dialogue+」も可能性はあるかもしれない。(1/21追記)

まとめ

このブログの予想は

主演男優賞:榎木淳弥
主演女優賞:緒方恵美
助演男優賞:日野聡、中村悠一、木村昴
助演女優賞:瀬戸麻沙美、花守ゆみり
新人男優賞:佐藤元、新祐樹、坂泰斗、川島零士、石毛翔弥
新人女優賞:稗田寧々、嶺内ともみ、若山詩音、長谷川育美、宮下早紀
歌唱賞:ウマ娘プリティーダービー

ということにしておく。私自身は割といい線行っているのではと思っているけど、予想を裏切ってくるのが声優アワードなので、まあどうせ今年も大外しだろう。受賞者は3月5日に発表される。

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