先日、元22/7(ナナニジ)の浅倉唯(旧芸名:花川芽衣)がストーカー被害を訴えたということを記事にした。浅倉唯は、声優から女優に転向して、仮面ライダーリバイスのアギレラ役でブレイクした注目の若手女優である。
ところがその数日後、浅倉唯が同じ事務所所属の世古口凌と半同棲関係にあるとFRIDAYが報じた。世古口凌は『ヒプノシスマイク』の飴村乱数役、『機界戦隊ゼンカイジャー』ステイシー役を務めるこちらも注目の若手俳優である。
美形の悪役として人気を博した二人は、番組の枠を超えて『GRACIAS!暗黒本』という悪役ムックで共演を果たすのだが、特撮関係者は「昨年秋には通い愛が始まっていたそうです」と言うのだった。たしかに本誌が見た限り、”プライベートでの共演”は週3以上。半同棲と言っていいだろう。
FRIDAY
ここでは、浅倉唯と世古口凌の関係はあくまで友人であり、ストーカー被害の相談に乗ってもらっていたと事務所LIBERAが説明している。
普段から共通の活動や悩みについて話し合う親友です。浅倉の自宅に悪質なストーカー事案があって、なかなか帰れなくなっており、世古口が相談に乗っていたとのことです
論理的には何もおかしいところはなくて、なるほどなと納得し、これで一件落着かと思ったのだが、7/5に事務所のLIBERAが突如として、過去のストーカー被害について否定をし始める。
事務所LIBERAの言い分
浅倉唯 ストーカー被害報道について
本人からの強い希望で掲載しましたが正式な確認前での公表でした。ストーカー規制法による取り締まりの対象つきまとい行為との認定にはなりえないとの判断となりました。 確認された事実は一度、同フロアで降り、振り向いたら隠れたという事です。謝罪いたします。
— liberajapan (@liberajapan) July 5, 2022
ストーカーと思われる人が複数人いるという確認も取れませんでした。お騒がせした事を改めて謝罪致します。
申し訳ございません。— liberajapan (@liberajapan) July 5, 2022
最初に見たときは何に対して謝罪しているのかよく分からなかった。明言を避けているが、これはFRIDAYのスクープが背後にあるものと考えられ、つまり事務所の言い分としては、浅倉唯がストーカーだと訴えていたのはFRIDAYの記者であり、法的に問題となるようなストーカー被害ではなかった、ということなのだろう。
「本人からの強い希望で」「お騒がせした事を改めて謝罪」とあるから、浅倉唯が過剰に反応しすぎて事務所に訴えたため、事務所も真実を確認せずにストーカーだと信じて誤って報道してしまった、ということを言いたいのだと思われる。
浅倉唯の言い分
浅倉唯はこれを受けてInstagramを更新。Twitterのアカウントは事務所にログインできないようにさせられているとしている。
6月18日の昼、知らない男性がオートロックをくぐり抜けて自宅敷地内に侵入し、私と同じエレベーターに乗り込み、私が降りた後、静かに後をつけてきて、壁に隠れて私を盗撮することがありました。警察の方に防犯カメラの映像を確認してもらったところ、そういった行為が実際に行われていました。この件に関して証拠はきちんと残っています。それまでも何者かから視線を感じることはありました。
同じ日の夜、友人の世古口凌さんの元に避難させてもらい、そのタイミングでフライデーに写真を撮られた次第です。世古口さんは昔から家族ぐるみの付き合いがあり信頼できる友人の1人です。一時的に世古口さんのご家族にも助けていただきました。同じ日にこのことが同時に起こるのはすごく不自然だと思い、怖くなりました。
浅倉唯Instargram
6月18日のことに関しては、浅倉唯もこのストーカーとフライデーはグルではないかと訝しんでいるようだ。このときに警察の介入もあったということが語られており、マンション内に知らない男性が侵入したことが間違いがなく、こちらは事務所も認めているが、事務所は盗撮行為はなかったとしている(確認された事実は一度、同フロアで降り、振り向いたら隠れたという事です)。
そして今日の夕方頃、オートロックを抜けた先の私の部屋のインターホンが何度も鳴りました。配達員の方であればオートロックを勝手にくぐりぬけることはないので、怖くなり警察の方に連絡しました。警察の方によると今の時点でストーカーに該当する可能性が非常に高いこと、そして住居侵入罪にあたるので捜査を進めているとのことです。事務所にも連絡しましたが、「え?」という返事しかありませんでした。
自身のInstagramを通して皆さんにお伝えしようと思った理由は、先程のLIBERA公式Twitterアカウントからのツイートを読んで、事務所から情報を操作され正しい情報が伝わらないと感じたからです。
今回の件に関しましても、私から何度も言わないと避難場所を用意していただけませんでした。また、本日警察に確認したところ委任状など出されておらず連絡さえとっていないとのことで、本当は捜査が何も進められていないことを知りました。
今日の夕方というのは7/5の夕方のことだと思われる。何者かがエントランスのオートロックを突破して、部屋のインターホンを鳴らたため、警察に相談したことを語っている。そしてそのことを事務所に連絡すると、まともに対処してくれず、警察にも確認すると、警察と事務所は連絡すらとっておらず、ストーカー被害の捜査はなにも進んでいないことを知った、としている。
最後に、浅倉唯は自分で自分の身を守るしかない。この事実を皆さんに知ってほしい。と締めくくっている。
いくつかの疑問点
まず事務所のTwitterで「ストーカー規制法による取り締まりの対象つきまとい行為との認定にはなりえないとの判断」と書いてあるが、これは誰が判断したことであるかが書かれていない。浅倉唯によれば警察の介入は既に一度あり、そのときに盗撮行為があったことが警察に認められていると言っているが、ここに矛盾がある。
盗撮行為はストーカー規制法の2条1号のつきまといに該当するから、もし盗撮行為が警察によって認められているのであれば、認定になりえないわけはない。ただし、判断したのが事務所であれば話は別で、つまりつきまとい行為をした人間が週刊誌の人だったなら、それはストーカーとは言えないと事務所が判断した可能性があり、この場合は2者の意見に矛盾はない。
ただし、オートロックを突破するのは週刊誌の人間であっても、住居侵入罪に該当する。浅倉唯は警察に捜査をするため委任状を書いた(たぶん事務所が警察に捜査を依頼するための委任状だと思われる)のだが、それが提出されていないという浅倉唯の発言を信じれば、警察はストーカー被害を認めたのに、事務所が捜査を求めなかったという結論になる。
7/5夕方の浅倉唯の自宅のインターホンを鳴らした件に関しては、事務所LIBERAのツイートが7/5の夜9時であるため、そのときにはこのことを事務所は把握していたと思われる。浅倉唯に発言によれば、警察はストーカーに該当すると答えたということだが、事務所のツイートでは、このことについては書かれていない。「ストーカーと思われる人が複数人いるという確認も取れませんでした」というのが、これを指しているのかは分からないが、事務所のツイートだと、そもそもストーカー被害自体がなかったというようにも受け取れる。
一方で、浅倉唯に関してなのだが、浅倉唯は6月18日にフライデーに写真を撮られたと言っているが、FRIDAYは6月22日の写真であるとしている。18日にも撮っていた可能性はあるが、それがフライデーかどうかをどのように知ったのかは気になる。
また些細なことではあるが、世古口凌と昔から家族ぐるみの付き合いというのが若干引っかかる。浅倉唯は青森県出身で、世古口凌が神奈川県出身である。浅倉唯は、花川芽衣の時代にアイドルになる夢を両親に反対されたが、それを押し切って進学を機に上京して、アイドル声優活動を始めたと語っている。そういう状況で「昔から家族ぐるみの付き合い」というのは存在するのか些か疑問ではある。昔というのが数年前のことを指しているのであれば理解できなくもないが、それで「昔」という言葉は普通は使わないように思う。
まとめ
真実だと確定していること
・浅倉唯のマンション内に不審者が侵入した
事務所と浅倉唯の見解が一致していると思われること
・不審者はフライデーと何らかの関係がある
浅倉唯と事務所の矛盾点
・盗撮行為の有無
・7/5のストーカー被害の有無
疑問点
・ストーカー被害にあったのは6/18なのか6/22なのか
・事務所はなぜ警察に捜査を依頼していないのか、もしくは依頼したがストーカーには該当しないと警察に言われたのか
どっちが真実を語っているか第三者には分からない。事務所LIBERAはまた何か反論なり、声明を出すであろうからそれを待ちたい。ただいずれにせよ、浅倉唯と事務所の不和はいかんともしがたく、事務所移籍という結果になりそうな感じはする。