8月1日は81オーディションの日。一昨年はコロナ禍のために延期で非公開で実施され、昨年は開催されたものの、私が見れなかったせいで書いていなかったが、今年は全部見られたので、ちょっとした感想を書く。
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オーディションの中身はセリフ読みと、90秒の自己PR。その後、2人で組んで台本読み。
最終審査に残った15名
7番と9番と16番は理由は不明だけど欠番。
1. 池田葵(いけだ あおい)
18歳。東京都出身。ミュージカル出演経験あり。自己PRはマンマ・ミーアから『Thank you for the music』を披露。
2. 江口雄大(えぐち ゆうだい)
19歳。山形県出身。自己PRは玉置浩二『田園』を披露。
3. 桜田ゆな(おだ ゆな)
19歳。千葉県出身。自己PRはJuice=Juice『KEEP ON 上昇志向!!』をダンス付きで披露。
4. 我部綾音(がべ あやね)
17歳。沖縄県出身。自己PRは大分弁でイソップ物語「農夫」の朗読。
5. 齋藤優里香(さいとう ゆりか)
17歳。沖縄県出身。2年前に声優を目指して上京。10代のうちにデビューしたい。自己PRはフリートーク。一発芸「透明人間を食べる」(腹話術のようなもの)。
6. 眞田ひかる(さなだ ひかる)
18歳。岡山県出身。自己PRは英文朗読「A Mother’s Lullaby」(広島原爆の悲惨さを訴える英詩)
8. 髙岩芯泰(たかいわ しんた)
17歳。埼玉県出身。自己PRは中国武術。太極拳の全日本大会で2連覇の実績。たぶんスーツアクターの高岩成二の息子で、『仮面ライダーリバイス Birth of Chimera』に出演している人では?
10. 德永朱音(とくなが あかね)
19歳。福岡県出身。演劇を学べる短期大学在籍中。すでにゲームなどで出演歴あり。自己PRは大学で学んだジャズダンス披露。
11. 藤津嘉呂(ふじつ ひろ)
19歳。福岡県出身。東京アナウンス学院出身。外国映画のボイスオーバーなどを既に経験済み。絶対優秀賞を取ると宣言。自己PRはセリフ読み。
12. 冬野凛(ふゆの りん)
20歳。兵庫県出身。自己PRはアイドルみたいな自己紹介とエアー弓道。同じく81プロデュース主催のSUNオーディションのファイナリスト。
13. 寶藏怜樹(ほうぞう れいじゅ)
19歳。岡山県出身。自己PRはGReeeeN『愛唄』をギター弾き語りで披露。トーマスのチューイングキャンディを舞台上で宣伝。
14. 堀中雄太(ほりなか ゆうた)
21歳。東京都出身。大学で物理学専攻。自己PRは自分と尊敬する家族の紹介。
15. 松岡摩耶花(まつおか まやか)
20歳。神奈川県出身。自己PRは鈴木このみ『Realize』披露。
17. 山崎真花(やまさき まはな)
21歳。千葉県出身。自己PRは自己紹介と、東京ディズニーリゾートのタワーオブテラーの前説。声がハスキーと自分で言っていたがかわいらしい声。ARIOのドリーム声優オーディションのアリオ蘇我でグランプリを受賞。あと、駒沢大学のミスコンファイナリストに同姓同名がいるけど同一人物かも。
18. 結城琴音(ゆうき ことね)
18歳。神奈川県出身。自己PRはmiwa『ヒカリへ』をギター弾き語りで披露。
審査結果
特別賞:德永朱音、堀中雄太
優秀賞:江口雄大
今回の感想
81オーディションの応募総数は2020年の3,531名をピークに年々減少しており、昨年は2,626人。今年ははっきりとした数字はわからないが2,000人を超える程度だという。人数としては2019年以前の水準に戻っている状態なので、ここ数年は一時的な声優バブルみたいなものだったのだろう。
今の時代だと、合格しても売れるかどうか分からないオーディションを受けるのなら、配信者になったりVTuberになったりして、即活動を始める人も多いのかもしれない。特に81プロデュースは仮にオーデに合格しても、売れるまでかなり長いのが受験生にとってはネックだと思う。新人声優が多すぎて前が詰まっている。欠番があったのは体調不良で最終審査を受けられなかった人もいるようだが、最終審査に残ったのも、ここ近年では最も少ない15人だった。
今回は演技経験者が全体的に多かった。特別賞を受賞した德永朱音さんと堀中雄太さんは演技としては個人的にビビッと来ることはなかったけど、徳永さんは演技系の短大在籍中で、既に声優活動していて業界に評価されているわけだし、堀中雄太さんは経歴は特殊な感じだけど、よく通る声で印象に残る声だった。
グランプリを受賞した江口雄大さんは個人的にブログを書きながら☆マークをつけていて、声が綺麗だし、演技も良かったと思う。そして歌も良かった。大舞台で生歌であれだけ歌える人材はなかなかいない。受賞された皆さんおめでとうございます。
個人的に良いなと思っていたのは、我部綾音さんと寶藏怜樹さんで、我部さんは声優らしくないわざとらしくない演技で、すごく好感を持った。こういうわざとらしくなく棒読みじゃない演技ができる人が声優業界にはほとんどいない。寶藏さんも演技は仰々しくなくて私好みだったし、トークが面白かった。文化放送賞があったら受賞していたのでは?配信者にも適性ありそう。女性ファンが付きそうなタイプで、81プロデュースに向いてるかなと思ったのだが。
あとアイドル売りをするなら、山崎真花さんが抜けていたと思う。まあ実績がめちゃくちゃある人なので、ここで落ちてもどっかで芸能界に入ってくるかもしれない。女子アナとかもなくはなさそうなイメージ。キャラクター性で言えば、髙岩芯泰さんが断然トップ。審査員も人間性にめちゃくちゃ興味を持っていたようだ。来年も受験すると言っていたので、声優になるかもしれないが、ひょっとすると俳優で売れるほうが早いかもしれない。