次世代声優育成ゲーム『CUE!(キュー)』のレビューをして欲しいというご依頼をいただきました。書こうと思ったのですが、もうすでに優れたレビュー記事があったので、詳しいレビューはそちらを参考にしていただいて、私の方ではザックリとしたゲームの感想と、キャスティングについての意見を書こうかなと思います。
CUE!のプレイ雑感
『CUE!(キュー)』はリベル・エンタテインメントの声優育成シミュレーションゲームである。まあ簡単に言ってしまえば、デレステやスクフェスなどのアイドル育成シミュレーションゲームの声優版なのだが、一応アイドルではないので、ジャンルは音ゲーではない(音ゲーではないが、リアルイベントを見据えているので楽曲はある)。
『CUE!』の一番の売りはLIVE 2Dによるキャラクターの掛け合いで、キャラクターの表情などが細かく動き、また喋っていないキャラも相槌を打つような仕草を見せるなど、かなり凝っている。
結構動くので、逆に静止しているときの違和感が強くなってしまって、一種の不気味の谷状態に片足突っ込んでるような気もするが、LIVE 2D技術自体がまだまだ発展途上なので、これは致し方ない。
ゲームシステムは主にレッスンと収録から成る。レッスンモードはいわゆるキャラクターの育成で、経験値や好感度などが上がったり、アイテムを獲得できたりする。レッスン中にプレイヤーがやることは特にない。1分くらいずっと画面を見ているだけである。
収録モードは、ステージに合わせて適切なデッキを組んでスコアを競うモードで、こちらもデッキを編成する以外はプレイヤーが介入できない。2分くらいがずっと画面を見ているだけである(一応スキップはある)。
退屈とも言えるが、放置プレイでも問題ないという点においては、プレイ自体が面倒くさくなりにくいというメリットもある。音ゲーだとどうしても自分でプレイしなければいけない(最近はプレイスキップ機能がついた音ゲーもあるが)ので、時間が無駄に取られて、次第に面倒くさくなってくるが、このゲームはそんなことはない。テレビやネットでも見ながらポチポチやればいいだろう。だけど、ゲーム自体の面白味はないので、キャラクターが好きでなければ、続けるモチベーションを維持するのは難しい。ガチャは最高レアが5%と良心的。
CUE!のキャラクター
『CUE!』には4つのユニット、合計16人のキャラクターが現在登場している。
Flower
六石陽菜(むついし はるな) :内山悠里菜
鷹取舞花(たかとり まいか) :稗田寧々
鹿野志穂(かの しほ) :守屋亨香
月居ほのか(つきい ほのか) :緒方佑奈
Bird
天童悠希(てんどう ゆうき) :鷹村彩花
赤川千紗(あかがわ ちさ) :宮原颯希
恵庭あいり(えにわ あいり) :飯塚麻結
九条柚葉(くじょう ゆずは) :村上まなつ
Wind
夜峰美晴(よみね みはる) :安齋由香里
神室絢(かむろ あや) :松田彩希
宮路まほろ(みやじ まほろ) :山口愛
日名倉莉子(ひなくら りこ) :鶴野有紗
Moon
丸山利恵(まるやま りえ) :立花日菜
宇津木聡里(うつぎ さとり) :小峯愛未
明神凛音(みょうじん りんね):佐藤舞
遠見鳴(とおみ めい) :土屋李央
このブログをいつも読んでいてくださっている方は、どっかで見たような名前が連なっていることに気付くだろう。実は、FlowerとBirdの8人は声優ユニット『DIALOGUE+(ダイアローグ)』としてデビューしている。余談だが、最近毎日デビューシングル『はじめてのかくめい!』を聴いている。
また、それ以外のメンバーも次期声優業界を担うような期待の若手がキャスティングされている。割と元子役や芸能人が多いが、安齋由香里さんや山口愛さんは既に割と有名だし、立花日菜さんや土屋李央さんは特に注目の声優だと思う。
つまり『CUE!』は二次元の声優を見守るゲームであるとともに、三次元の声優も見守るという目的も隠れている。ゲームが売れれば声優も売れるし、ゲームが売れなければ声優の仕事が一個減る。ゲーム内で人気になれば、他の仕事も入りやすくなるかもしれない。
まとめ
ゲーム内容自体は可と不可の境界線にいるようなゲームだが、キャラクターまたは声優が好きになれば楽しめる。私の推しは赤川千紗ちゃん。キャラクターそのものも好きだが、声優の宮原颯希さんも好き。
声優を売るために、とりあえずユニットだけ作っとくかみたいな感じのが多い中で、ゲームも作るというのは確かに賭けている感じがする。アイマスに新人声優をねじ込んでいくよりも野心的で、個人的には応援したい。
ただ正直言って、私自身は、腰を据えてプレイする時間もなく、最近あまりスマホゲーム自体をやってないので、申し訳ないが『CUE!』も続けるつもりはあまりない。今のところ一応ログインボーナスだけはもらっているが。