『けものフレンズ』のフェネック役、オオアルマジロ役の本宮佳奈さんがけものフレンズプロジェクトを卒業することが分かった。長期休業などを除いて、声優があるプロジェクトの卒業を発表することは異例のことであり、なぜ卒業を発表することに至ったのかを考える。
本宮佳奈のコメント
いつも応援ありがとうございます。
突然の発表になりますが、この度、7月27日のけものフレンズPARTY をもちまして「けものフレンズプロジェクト」、そして「どうぶつビスケッツ」を卒業することになりました。役者としても、人としても、もっともっと成長して次のステップへ進むために、卒業という選択をさせていただくことにしました。
けものフレンズプロジェクトに出会って約2年半。かけがえのない大切な宝物を沢山いただきました。何度かお話させていただいていますが、正直、こんなに大きなコンテンツになるとは夢にも思っていませんでした。急激な変化に戸惑い、不安になったこともありました。それでも、いつもフェネックがゆるゆるマイペースに背中を押してくれたから頑張ってこられました。
メンバーには、たくさんの笑顔と素敵な思い出を貰いました。スタッフの方々には、良いものを作りたいという私の思いに応えていただき、パフォーマンスの相談にもたくさん乗っていただきました。
そしてなにより、いつも応援してくださった皆様。皆様のあたたかい声援があったからこそ、ここまで歩んでくることができました。フェネックとして見た綺麗なサイリウムの光、絶対に忘れません。フェネック、アルマーを好きと言っていただけて、とても光栄で、嬉しかったです。本当に、本当にありがとうございました。
ずっと背中を押してくれたフェネック、少しの間だったけど、いつも笑顔をくれたアルマー。出会ってくれて本当にありがとう。
これからも、けものフレンズに貰ったもの、学ばせていただいたことを大切にして、新しい挑戦を続けていきたいと思っております。
けものフレンズプロジェクトからは卒業しますが、これからも作品の応援を何卒よろしくお願いいたします。
役者としても次のステップに進むためと書いてあるので、声優を引退するのではないだろうことはわかる。しかし、そうなるとなぜけものフレンズプロジェクトを卒業しなければならないのだろうか。
けもフレを卒業する理由
最初に考えられるのは、本宮佳奈は所属がジャストプロだったということだ。ジャストプロの子会社に第1期の『けものフレンズ』を制作したヤオヨロズがいるので、ヤオヨロズが『けものフレンズ』に関わらなくなったのならば、ジャストプロもけもフレに関わらないようにしたという推測はできる。
ただ、本宮佳奈は2018年12月にぷろだくしょんバオバブに移籍している。したがってヤオヨロズとはもう関係がないし、アライグマ役だった小野早稀も4月にジャストプロを退社しているが、けものフレンズプロジェクトを卒業するという知らせはまだない。これから先にジャストプロ声優の降板が相次ぐのであれば、その可能性もあったが今のところは考えなくて良さそうではある。
結局のところ一番可能性が高そうなのは、『けものフレンズ2』が大コケして、ただコケるだけならまだしもプロデューサーがTwitterの裏アカウントでたつき監督を貶めるような発言を繰り返していた疑惑まで出てきて、もうけものフレンズプロジェクトに愛想を尽かしたんじゃないかと思う。
参考:けもフレの細谷P、たつきアンチの氷村ふぁねる自演説は真実かを検証する
このままけもフレを続けていても、けもフレに付けられたネガティブなイメージを払拭することはできないし、フェネックという役も大きいので、他の役のオファーの妨げにもなるかもしれない。尾崎由香も研音に移籍したり、バラエティー番組に出演したりと様々な活動をしてサーバルの印象はかなり薄らいでいる。
最後に、「役者」としてと書かれているところは少し気になる。声優を役者と呼ぶ人は結構いるのだが、もしかしたら声優から女優業への転向を考えているのかなとも思った。彼女がやっている温泉むすめでの降板もあるのならば、その可能性が高そうだ。
まとめ
フェネックは本宮佳奈さんにぴったりのキャラクターだと思っていたので、卒業は悲しい。声優はキャラクターの一部なので、特別な理由がない限りは降板すべきではないとは思う。でも降板によって、今まで本宮さんが演じたフェネックが消えるわけではない。