沼倉愛美さんが先日、逢坂良太さんと結婚した。それ自体は、一般的にはおめでたい話だったのだが、その後、沼倉さんが逢坂さんと交際していることをライブツアーのグッズで仄めかしていたのではないかという疑惑が持ち上がり、炎上に近い状態になった。ブログではスルーしていたのだが、今回はこの件に関してご依頼をいただいたので記事にしたいと思う。
ご依頼は沼倉さんのガチ恋ファンの方からで、今までの沼倉さんのストイックで真面目なイメージから匂わせ行為はかけ離れているので半信半疑になっているという。
また以下のリンクでは沼倉愛美さんと逢坂良太さんが共演した際のインタビューが掲載されているが、それを読む限り、沼倉さんと逢坂さんが仕事とプライベートを公私混同しているように感じたという。
https://thetv.jp/news/detail/164694/
そして沼倉愛美さんのライブツアーのグッズは匂わせ行為だったのかどうか私の意見を聞きたいという内容である。
私の考えでは、自分のライブツアーのグッズ制作に一切関与していないことはまずないと思うので、スタッフの出した案に「逢」が彼氏の名前だと言い出せずにそのまま売り出されたのか、それとも本当に匂わせが目的で自ら進んで制作したかのどちらかだとおもうのですが、ご意見をお聞かせいただければと思います。
以下に書くのは、あくまで私の意見であり、真実とは異なる。もしかして依頼者さんの望む答えになっていないかもしれないが、ご了承ください。
ライブツアーの概要と逢の意味
問題となっていることを改めて説明すると、沼倉愛美さんのライブツアーでのラバーキーホルダーに沼倉愛美さんの名前の「愛」と逢坂良太さんの「逢」という文字を象ったグッズが存在しているのが、付き合っていることを暗に匂わせているのではないかという疑惑である。
ラバーキーホルダーを左から順に読むと「アイ 愛 逢」となり「I love 逢(坂)」の意味ではないかとか、ラバーはrubberの意味であるが、loverと掛けているのではないかといったような推測もなされている。
私は声優グッズの制作に携わったことがないので、グッズは誰が主導で作るのかは知らない。しかしネットでグッズデザインに携わっている方の記事などを調べてみると、アーティスト側からデザインが指定されたり、またデザイナーに丸投げされることもあるそうだ。ただいずれの場合にしても、依頼者さんの仰る通り本人のチェックがないということはないと思われる。
匂わせではないとすれば、この「逢」のキーホルダーに匂わせ以外の意味が確実にあるはずだ。まず、このライブツアーは「アイ」という名称で、同名のアルバムの発売を記念して開催されたものである。
アルバム「アイ」の中には表題曲「アイ」が収録されており、この曲の作詞は沼倉愛美さんが担当している。「アイ」と言われると「I」や「愛」と同時にどうしても「逢」も思い浮かんでしまうが、沼倉さんは「アイ」の意味については明言していない。
いろんな意味を込めて、カタカナで「アイ」にしました。歌詞もそこから書き始めて。
引用:ナタリー
その「アイ」は歌うべきか歌わないべきかを逡巡して最後には歌うことを決断するという歌詞になっているが、逢坂良太さんと交際していたという事実を知った後によく読んでみると、意味深な歌詞に感じる。
評価する視線から 逃げたって罪には問われない
君となら、信じるから私は歌うよ
仕方ないよ、この音と 瞳逸らさない君を 愛してしまった
邪推かもしれないが、歌うべきか歌わないべきかの逡巡は、彼女の結婚発表を控えてアイドル声優から卒業すべきかどうかの迷いを反映しているようにすら感じる。
このことは音楽評論家の草野虹氏も(結婚発表前に)指摘している。
また、沼倉本人が歌詞を書いた「アイ」では、(中略)まるで自身の思いをそのまま言葉にしたかのようなフレーズが印象的だ。エレクトロ色の強い楽曲やメッセージ性の強い歌詞などからは、声優で求められがちな清廉潔白で元気いっぱいなアイドル像から解放され、“ありのままの自分”を表現しているようにも思える。
引用:Real Sound
さて、ラバーキーホルダーになっている「アイ」「愛」「逢」「瞳」はこの表題曲のモチーフとなる文字だと考えられる。タイトルは「アイ」だし、「愛してしまった」「瞳逸らさない」と表題曲に使用されている漢字がラバーキーホルダーとなっている。
しかしながら、歌詞を見渡しても「逢」という漢字は使用されていない。アルバム全体まで対象を広げても「会」という漢字は使われているが「逢」は使われていない。したがって「逢」という文字のキーホルダーは少し浮いているように感じる。
もちろん「アイ」という言葉の同音異義語をテーマにして、ファンとの出逢いというイメージで「逢」を象ったという理由はつけられないこともない。しかし別にキーホルダーは4種類必ずしも必要というわけでもなく、3種類でも別にいい気がする。4会場なので4種類なのかもしれないが、これは会場限定というわけでもない。
またグッズを沼倉さんに見せたときに、交際しているのに「逢」の字を見て、逢坂さんを連想しないことはまずあり得ないように思う。そういう意味で、これはあくまで私の意見になるが、デザイナーが偶然制作したものを沼倉さんがスルーしたというよりも、沼倉さん主導で作ったか、デザイナーが沼倉さんと逢坂さんと交際していることを知ってグッズを制作して、沼倉さんもそれに乗ったという可能性が高いような気がする。
声優の匂わせ行為
上記の推測はあくまで私の推測であり、真実は沼倉さんとデザイナーにしか分からないし、ファンに永遠に明かされることはないと思う。ただ匂わせ疑惑は別に沼倉さんに限ったことでもない。
例えば名前は出さないが、過去には声優でもTwitterの写真の一部が一致して交際疑惑が出たり、(これは真実かどうか怪しいが)豊崎愛生さんがTom H@ckさんとの同棲先である「西葛西」をアニメにアドリブに入れたという噂があった。
このような匂わせ疑惑は、声優に限らなければそのようなことは山ほどあって、当然ながら偶然の一致というものもある。また、匂わせが事実だとしても、そもそも女性は(もしかして男性も)匂わせ行為はしたくなってしまうものだと思う。むしろ匂わせをしない方がおかしいと言ってもいい。その大小でバレるかバレないかでしかない。もし私も声優と付き合ってたら、デートしてる時の写真を相手の姿を一切映さずに、Twitterにあげちゃいそうだ。
また、沼倉さんと逢坂さんの共演時の振る舞いに関しては、これは交際していると知ったから過敏になっているだけで、このようなやりとりは他の声優でもたくさん見られるので、公私混同しているわけではないのではないか。仕事場と言っても、当然休憩などあるので、現場の雰囲気を良くしようとして沼倉さんもやったことだと思う。
まとめ
上記で述べたのは、沼倉愛美さんの特段のファンではない私が感じたことであって、真実は分からない。ファンの方は彼女の性格などをもっと良く知っていると思うので、私と違う意見の人もいるだろう。
身も蓋もない言い方をすれば、信じたいものを信じればいいのかなと思う。モヤモヤしたままでファンを続けるのも辛いだろうし、すぐには切り替えられないかもしれないが、ガチ恋というからには恋愛と同じで、新たに推せる声優さんを探す方が楽しめるはずだ。