アニメ『賢者の孫』がプチ炎上している。『賢者の孫』のキャラクターであるミランダ=ウォーレスの棒読みがひどすぎるという件がひとつ、そしてもうひとつは、EDが得体の知れないVTuberのMVになっているという点だ。ただこれら2つの点はある一つに収束する。それはミランダのCVとエンディングを歌っている歌手が、どちらも吉七味というVTuberであるということだ。
この吉七味について色々調べてみたのだが、どうもキナ臭いので、それについてまとめておく。
『賢者の孫』オーディション
まず、吉七味が『賢者の孫』に出演するきっかけになったのは「賢者の孫オーディション」で優勝したからである。これはVTuber限定でSHOWROOMで配信を行い、投げ銭ランキングおよび面接で優勝すれば、『賢者の孫』の声優デビューとエンディングを歌う権利が与えられるというものである。
予選→最終予選→最終審査と三段階があり、次のようにふるい分けされた。
【予選】
☆1万ポイント達成者
最終予選のイベントにエントリーすることができます!【最終予選】
☆ランキング1位~3位且つ70万ポイント達成者
最終審査へ進出することができます!☆審査員特別賞(ランキング4〜7位且つ70万ポイント達成者の中で0-2人)
最終審査へ進出することができます!【最終審査について】
日時:2018年11月05日(月)午後~
場所:都内を予定
内容:面接
最終審査特典
☆合格者(1名)
エンディング曲&声優デビュー権獲得!!
楽曲はElements Gardenが提供!
ここで最終審査に進むためには、7位までに入らないといけないはずだが、吉七味は私が確認した範囲では9位だった(もし間違いだったら教えて欲しい)。9位は最初の予選だったようです。最終予選では3位にランクインしています。訂正します。
そしてそこから、最終審査の面接で逆転して合格を勝ち取る。しかし吉七味のTwitterを見てみると、フォロワー数が5/18現在で857人、またオーディション時は43人だったという情報もあり、そんな人気とも思えない。実際はどうか分からないが、出来レースの匂いがするのは私だけだろうか。
岡嶋かな多オーディション
岡嶋かな多プロデュース!レコーディング付き豪華楽曲提供を賭けたSHOWROOMのオーディション企画も『賢者の孫』オーディションの後に開催されている。そこで吉七味は一位を取っているのだが、どうもこの票が、ある一人の太客によって大半が入れられたらしい。
彼女の恐ろしい所は石油王を抱えているという事。12月20日時点で46万ポイントという圧倒的な数字で首位にいる彼女だが、そのうち40万は1人の支援である。以前別のイベントでは数百万を投じ、累計で600万という、もはや石油王としか説明のつかない数字を叩き出している。
バーチャル蠱毒のその後・第二部
さらに、その素性を調べるとどうもキナ臭いもののようだ。
また一部ユーザーによって突き止められていた七味側の素性も探れば探る程なかなかにキナ臭いものであり、あまり関わってはいけない人間だという事を証明するものでもあった。
バーチャル蠱毒のその後・第二部
『賢者の孫』について
『賢者の孫』はなろう小説原作のアニメだが、がっつりavexが関わっている。それは、オープニングをi☆Risが歌っているし、声優陣にもi☆Risのメンバーである若井友希、久保田未夢がキャスティングされている。音楽制作はエイベックス・ピクチャーズである。そして吉七味もavexからデビューしている。ここまでくればある推論が導けるだろう。
『賢者の孫』の問題は…
まあ別にavexがタレントのゴリ押しをするのは構わないし、i☆Risの起用に文句があるわけでもない。ただ、吉七味は明らかに棒読みすぎる上に、エンディングにMVを流すのは明らかにやりすぎだと思う。アニメをぶっ壊す行為に等しい。
そのMVもクオリティが高いのならわかるが、素人が作ったようなCGだし、アニメと何の関係もない。また人気投票を使って、人気があるように見せかけるのも姑息だ。吉七味を売り出したいのなら、ちゃんと正攻法で宣伝すればいい。